diary~料理、文学、ジムなど・・気まぐれに

2025.7.21: USBで充電

 ベランダに席を設え、特に夏の夜など、その席で、まばゆい灯りなど、楽しみながら、お酒を嗜むのが、好きです。

小鹿が買ってきてくれた、この「テールランプ」は月を忠実に再現していて、ピンポン玉のような素材でできているので、落としても割れない「スグレモノ」です。

おまけに、充電しておけば、使用中、コードが不要な安心設計です。

この充電設備、パソコンのUSBと同じで、「H」字型のプラグをコンセントに差し込むのは同じなのですが、ノートパソコンのように、反対側の、細い管状のパーツを球体の穴に差し込んで充電し、リモコンのコントローラーで明るさを調整します。



 その「差し込み」が壊れてしまったのです。テールランプを充電することができません。

夏の夜、夜風にあたりながら、幻想的な灯りのもと、酒を飲むという愉しみが削がれます。

会社に持参して、詳しい同僚に見てもらったのですが、

「管状の部分が細すぎて、あまり出回っていない、特殊のシロモノ」

といいます。

「ヨドバシやビックカメラに行かないと、買えない、そこでもあるか、わからないですよ」

という答えでした。

なんでも、先端の管状の「細さ」が特殊だそうです。

充電できる機器、変わりましたね。

Sonyのウオークマンなんて、ヒョヒョイと簡単に充電できましたが、いまはUSBが機能する時代なのですね。

時が流れました。



吉祥寺のヨドバシに出向き、破損品を見せました。

何種類かの管状の差し込みがセットになって売っていて、

「この一番細いので、イケると思いますよ」

と言われ、買って家でためしたら、無事使えました。

こういうドライバー、ありましたね。

2025.6.29: フレンチトースト

酒友の家へ飲みに行きました。

帰れない時間でもなかったのですが、

「そのほうが落ち着いて、じっくり飲める」

なんて言われて、泊まることにして、腰を落ち着けて、ゆっくり語り合いながら飲みました。

深酒した訳でもないのですが、語っているうちに寝落ちしてしまい、「雑魚寝状態」です。



 その状態で朝を迎えました。

そそくさと立ち働く友達・・昨夜の酒席の「しどけない」卓上を、手早く片付けて、男だてらに器用に調理して、俺に朝食を振る舞ってくれました。

彼が俺に供してくれた朝食・・・目にも鮮やかなフレンチトーストでした。

我が家でも、パンで朝ご飯は、たまーにありましたが、トーストしたパンに、スライスハムを挟むことが多く、ほとんどが白米と味噌汁でした。

「フレンチトーストは我が家の食卓にのぼったことがない」

と断言できます。

したがって、俺もフレンチトーストを口にするのは、長い人生で3回くらいしかありません。

しかも、きちんと食事として供されたのは、今回が初めてです。

粉糖が振ってあり、多少甘めの味付けが、酒でダメージを受けたカラダに優しかったです。

美味しかったです。

酒友の「手際の良さ」と、フレンチトーストをじっくりと味わうなんて、この年になって、「人生初」だったことに、感銘を受けました。

やはり、家庭ごとに朝食の傾向って、あるのですね。

2025.6.14: 墓参後の「かつや」

亡き両親の墓参りに、実弟と行ってきました。

梅雨時ゆえ、好天とわけにはいかなかったのですが、それでも、たいして濡れることもなく、雨にあたっても、「傘がなくても平気」程度の天気で、終始、「どんより」的な空模様でした。

愛用している電動車椅子を弟が自家用車に積んでくれる時、一抹の「申し訳なさ」を、感じます。

でも、そうすることによって、安全に、両親の墓前で合掌できております。



墓参りの後、昼食を共にするのが慣例なのです。

以前は回転すしや和食系を楽しんでおりましたが、それらの店、皆2Fで、1Fに駐車して、階段を上がらなければならないのです。

とても車椅子では無理です。

道路に面した1Fの路面店でなければなりません。利用できる店がおのずと限られてしまいます。



そんな中、最近使わせてもらっているのが、トンカツの「かつや」です。

路面店でバリアフリーで、テーブルもゆったりめに配置してあり、車椅子で安全に移動、着座できるのです。

まだ、健常者だった頃、高円寺の「かつや」をよく利用していて、

「カツ丼のファストフード店かぁ」

と、好感を持っておりましたが、それから店舗数も増えましたね、「雨後の筍」状態です。

行き届いた気配りもさることながら、揚げたてのカツの「サクサク感」がいいですね。

普段、あまり揚げ物を口にしない俺ですが、墓参後の「かつや」は楽しみにしております。

弟は、ヒレカツの定食、俺は「スペシャルメニュー」のヒレカツとエビフライの丼を頂きました。

トンカツの割には、油っぽさが控えめで、「サクサク感」もありました。

満足のいく食事で、揚げ物はしばらく摂取しなくて大丈夫です。

すっかり世話になったので、帰りに俺ん家へ寄った弟に、「風の森・愛山」を寄贈しました。

(俺ガ飲ンジャオウカ、トモ思ッテマシタ)

2025.5.18: 今季初の冷やし中華

今年は昼間と夜で、寒暖差が大きかったり、桜の開花が宣言された後に、雷鳴とともに、雹が降ったりと、気候変動が大きかったですね。

それが原因で、体調を崩す人も、周りで多かったです。

でも、概して、暑くなるのが早かったように思います。

いつもなら、ゴールデンウイークがスタートすると始まる冷やし中華も4月中頃の「暖かい日」が続いた頃には始まりましたから。



俺は、というと、ゴールデンウィーク中に、「季節のはしり」的に食するのですが、今年は意味もなく、出遅れてしまいました。

今日やっと、冷やし中華にありつきました。

「町中華といえば、ココ」てな具合にヒイキにしている「餃子の満洲」です。

変に小細工しないで、昔ながらの酢の味付けです。レタスやもやし、胡瓜もふんだんに入っていて、野菜がしっかり摂れました。

ハムではなく、チャーシューが細切りになって入っていること、錦糸玉子じゃなく、味付け煮卵なこと、まさに好みです。

「冷やし中華始め」しました。暑い季節が来ますね。

2025.4.4: お濠の桜

水があって、木々の自然があって、伝統に裏打ちされた日本の風景がある・・・そんなエリアで働いております。

出勤が、そのまま日本の風情に触れる観光になります。

桜だって、画像の通り、皇居のお濠をバックに、わざわざ宴席を設けずとも、会社に行く道すがら、堪能しました。



 今年は、いつまでも寒かったように思います。

「暖かい日が来たな」と思うと、3月の終わりころ、東京で雪が降ったりと、寒暖の差が激しい年で、横浜の三渓園で花見をした折は、4月のはじめころ、散りかけで、残っている桜が半々くらいだったのですが、今年は4月のほんの最初、真冬並みの寒さだったので、桜の開花も日持ちし、今日あたりでも、満開でした。

俺も桜と水の共演に風情に浸りました。

ただ、桜とお濠をバックに5~6人ではしゃぎ、ふざける外国人がいたのが、少し残念でした。

インバウンドももちろんいいのですが、「ただ日本に行く」、その写真をアップするのではなく、日本の伝統的な風情も楽しむことに来てほしいです。

2025.3.23: 男性用化粧水

Amazonの通販で、男性用基礎化粧品を買いました。

いま、ほとんどの男性が使っている「メンズ・コスメティックス」ですね。

町中のドラッグストアでも入手できるのですが、ネット通販だと、家にいながら、あれこれと選べます。使用者の 感想も読めるのがいいですね。



俺は、肌が乾燥しやすく、特にこの時期になると「カミソリ負け」して、顔の皮膚が痛痒くなります。

髪が伸びて、「そろそろ、美容院、行かなきゃなぁ・・・」となると、頭皮の脂漏が顔に降りてきて、兆候がひどくなります。

きちんと洗顔している、のにです。

「薬剤に頼ろう」・・・通勤時の地下鉄の広告TVを見ていて、そう思いました。

 KOSEIから出ている「magnifique」という「オールインワンジェル」の男性用化粧水にしました。

肌に「潤い」を与え、乾燥から守ってくれるそうです。余分に垂れてくる脂漏も的確に除去してくれるらしいです。植物由来の成分というのも、最近「漢方薬」をありがたがっている俺にとって、いいです。

髭剃り後の、顔の「かすかな」ほてりも、潤いでやさしく鎮めてくれるようです。

加齢からくる肌のパサツキ、と言ってしまえば、そうなんでしょうが、若さを保つためにも、みずみずしい素肌でいたいものです。

しばらく使ってみようと思っております。

2025.2.11: こじんまりした喫茶店

こじんまりした喫茶店、いいですね、心が落ち着きます。

俺の地元・西荻窪は、昔ながらのレトロな喫茶店や、古着を物色しながらお茶が飲める形態など、さまざまなのですが、なかでもココは雰囲気が好きで、車椅子でも大丈夫なので、よく滞在します。

僅か8席の空間ながら、凝った出し物に和みます。

この店は余計なプレミアがなく、ジャズが流れるなか、お茶と茶菓でリラックスします。

シフォンケーキにメレンゲを添えて、メープルシロップを掛けて、いただきました。飲み物はアールグレイティーです。

美味しかったです。こじんまりした空間で、ハイセンスな嗜みを味わう・・・いいものですよ。

「教えたくない店」の1つです。

2025.1.19: 芋ようかん

友達が訪ねてくれて、手土産に芋ようかんを頂きました。

その友達も一緒に食したので、「おもたせ」ということになります。

客人の持参した土産を、客をもてなす「お茶うけ」として供することを、「おもたせ」といいますが、いまどきの人は云わないのでしょうか・・・怪訝そうな表情を浮かべておりました。

中島みゆきの曲「終り初物」に比類する言い方だと、友達は云います。

言葉って、使われなくなったりして、変わってゆくのですよね。

「おもたせ」といふ言葉、客をもてなす側にある者が、もてなし用の茶菓を客人に用意させてしまったという軽い「恥じらい」の意味なのですが・・・

そうした「気遣い」が廃れてゆくと、それを表す言葉も使われなくなってゆきます。

でも、末永く残っている舟和の芋ようかん・・・伝統に裏打ちされた旨さが息づいていますね。

いたづらに甘いわけではなく、サツマイモが「スイートポテト」と言われる、素材本来の甘さを生かしてますね、流石です。

「ヒデさんは落語とか蕎麦とか、江戸庶民の生きざま、好きだよね」なんて言われました。

江戸期の菓子屋から脈々と続く舟和・・・その伝統が生きている芋ようかん、ほっこりする美味しさです。

言葉は変わって行っても、美味しいものを賞玩する姿勢は、生き残ってゆくのだな、と感じました。