小樽・・・雪あかりの町
2016.2.13.~14.
雪の中にあかりが灯る…幻想的な眩さ
雪の冷たさと炎の暖かさの対比ではなく、雪の中に灯ることで不思議に暖かさが増幅される
懐かしい気持と暖かい旅情に包まれて、小樽の町を歩きました
小樽駅に着く
♪逢いたい気持ちが ままならぬ 北国の町は冷たく遠い♪
東京ロマンチカの「小樽の女よ」をくちづさみながら来ました。(古いですね。知ってる人はいるのでしょうか? 笑)
天気は曇りでも寒さはありません。画像のように雪も除けてあり、とても歩きやすいです。予約しておいたホテルの場所を確認して、小樽の町へ繰り出しました。
小樽のB級グルメ~あんかけ焼きそば
小樽の商店街を歩いていて、そこかしこで目にするのが、「あんかけ焼きそば」の広告です。スタンプラリーのように食べ歩いてハンコを押してもらう企画もあるようです。昨今のB級グルメイベントのような志向でしょう。13時を回り、昼ごはんもまだだったので、入ってみました。豚肉のコマ切れがふんだんに入っていて、炒めた野菜のシャッキリ感もよく、美味しかったです。運んでるお母さんがいい味を出していました。
日本銀行旧小樽支店金融資料館
小樽はかつて、北海道の金融の中心地だったそうです。そのため日本銀行の支店が小樽にあったのです。古き時代の建物はノスタルジックな趣を湛えて建ちます。中は金融資料館になっています。外観の古めかしさと違い、中は先端の金融事情を分かりやすく説明する展示物で、とても面白く金融のことが学べました。実際の一億円の重さを体験したり、現在世の中に流通しているお金の総合計など、知ることができました。
出抜小路
古き良き時代の風情の中に趣のある飲食店が寄り添うように集まる。そんな一画に身を置くと、どことなく昔に帰ったような懐かしさに微笑みます。天ぷら屋さん、海鮮丼の店、カフェ、洋酒バー、どこもアンティークで時間を超越した店の雰囲気です。
オシャレなカフェでお茶しました。亮ちゃんが二階から撮ってくれた右の画像が、気に入ってます。
運河がライトアップされる時間に戻ってみました。暗くなって灯りが点いてからはグッと雰囲気が上がりますね。
オルゴール館
レトロな感覚に浸れる・・・小樽の魅力はそれだけじゃないことが分ります。メルヘンチック、このオルゴール館に入ってそう感じました。溜息をつくほど綺麗、まるで北欧かどこかの民芸品店に入ったような錯覚に陥ります。音色もよく値段も手ごろなオルゴールがあるかと思えば、1つで数億円する高価なものもありました。茫然としてしまうほどの綺麗さです。
小樽洋菓子舗 ルタオ
オルゴール館を出るとすぐ前に、まるでアンデルセンの描く世界のようなメルヘンチックな塔があります。ルタオという、有名な小樽発祥の洋菓子店です。1階は売り場で、2階はカフェになってます。すごい人出で、洋菓子を買う人、カフェに入る人、ともに並んでました。2階のカフェスペースの横にはテラスがあり、自由に出入りできるのです。試食したのですが、上品な味わいで本当に美味しいです。東京に住む友達にチーズケーキを送りました。
塔の最上部まで登ってみました。鐘があり、鳴らせるようになっていて、洒落た展望スペースです。そこから小樽の町を撮りました。
小樽運河
程よく日も暮れて暗くなった頃、小樽観光のメインである、運河のライトアップに行きました。本当に綺麗です。雪、水、灯り・・・この3つの見事な調和です。多くを語ることなく、ただジッと眺めていました。「ここまで来ることができたんだ」そんな達成感です。
雪灯りの町
観光地として人気のある小樽が、ひときわ混んでるのはこのイベントのためでしょう。雪の灯篭の中に灯りが点る・・・とても幻想的です。暗闇の中、点る灯りは雪の壁を透過することで、幽玄な輝きになります。
寿司屋通り
北海道でいただく最後のディナー・・・しかも小樽となるとやはり寿司ですね。寿司屋通りという道があり、多くの寿司屋が軒を連ねてます。イベントで多くの観光客がいる町の夕食時、考えることは同じですね。何処の寿司屋も混んでいて、待ってる人がいる状態です。俺たちも暖かなリビングのような待合室で30分くらい待って、カウンターに通されました。今回、小樽に来るにあたって、ぜひとも食べたかったのが「にしんの握り寿司」です。小樽と言えばにしん、しかも刺身で食べるなら旬の今の時期、ほんのり脂が乗って、絶品です。ちょっとリッチにタラバガニも握ってもらいました。大満足の寿司で、玄関で亮ちゃんと記念写真を撮りました。ホテルに向かう途中、コンビニでスィーツを買い、ホテルの部屋で食べました。
北海道旅行最終日
小樽の町をかなり歩いたせいか、2人とも爆睡してしまい、起きたら9時でした。急いで身支度して、10時のチェックアウトに間に合わせ、ホテルを出ました。駅近くのケンタッキーで朝食をとって、今日の予定を相談します。午後3時、新千歳発の飛行機で東京に帰る前に、行ける場所があればと思い、塩谷海岸を考えましたが、観光案内所で聞くと、飛行機の時間から逆算して、塩谷海岸に行くのは難しいと言われました。「ならば、札幌に戻り、昼ご飯でも一緒にして、そのままバイバイしよう」と言うことになり、小樽から快速に乗りました。途中、冬の日本海が車窓から見えました。札幌に着き、昼ご飯をすることになりました。「そうだ、ジンギスカンを食べてなかった」と思い、ジンギスカンの定食を食べ、コーヒーを飲んでくつろぎました。「危なくないようにゆとりをもって行くね」そう言って、俺は札幌駅の改札を入りました。
新千歳空港で飛行機に乗る前、亮ちゃん、タカくんに「ありがとう」のメールをしました。「友達とは何の不自然さもない形ででき、そしてかくもいいものなんだな」と改めて考えさせられた、札幌、小樽の旅でした。