名古屋から伊勢へ・・・感動の旅路

2015.9.19~20.

名古屋は美味しいものの宝庫

いやいや~ついに来ました、名古屋。

名古屋に来るのは初めてじゃないし、去年「秘境駅の旅」をした時にも来ました。ですが、今回は、例の義侠のすんごい酒をくれた旧友のお招きを受けて、彼に会いに来たという意味合いが加味されて「来たこと」が俺にとって感動です。新幹線は予定どうりに16:04に名古屋駅に到着しました。指定された待ち合わせ場所である「銀の時計」に行くと、すぐに旧友に会えました。「お腹すいてない?」と聞く旧友に俺は美味しいものに案内してくれることを見越して新幹線の中で何も食べなかったことを言います。前もって言ってたように旧友は名古屋名物の「櫃まぶし」に連れてってくれました。有名な店だけあって混んでて行列ができてましたが、サクサク流れて行き、さほど待たずに通されました。

一膳目はそのまま食べて

二膳目は薬味で食べて

三膳目はダシで茶漬けにして食べて

四膳目は気に入った食べ方でいただくそうです。

東京の赤坂と言うところで「櫃まぶし」食べたことがありますが、やはり本場の方が断然おいしいです。うなぎの質が違います。どの食べ方もいいのですが、俺はうなぎの質に惹かれて四膳目はそのままいただきました。

「秘密のケンミンショウ」で見て、名古屋は美味しいものの宝庫だと知っていました。手羽先と味噌煮込みうどん、味噌カツは去年「秘境駅の旅」に来たときの打ち上げで食べて、その美味しさに感動しましたが、今回の「櫃まぶし」それ以上の感動でした。

初体験・岐阜県内で一泊!

旧友の運転で岐阜県内の彼の邸宅へ。一戸建ての瀟洒な家は、彼の成功を物語ります。

中に入って思いました。「瀟洒と言うよりはすごく暖かみのある家」

事前に手土産として送っておいたプレミアムビールを出されるままに、自分で飲んでしまうのが俺らしい振る舞いです。

本当に静かな住宅地で、こちらで言うと、国立(東京近郊の高級住宅地)みたいなところなのかなと思いました。そうしているうちに奥さんと2人の娘さんが帰って来て対面しました。俺はこの旅に出かける前に

「奥さんと娘さんがいるところに泊まって迷惑じゃないのかい?」と彼に聞いたのですが、その答えは

「とんでもない、むしろ会いたがってるよ」と言うものでした。

会ってみて、自分がヘンな取り越し苦労をしていたことが分りました。気さくでとても温かい人柄の女性で、俺の置かれている障害にもきちんとした意見を話してくれて、頑張っていることを理解してくれました。

旧友が良き経営者、良き夫、良き父をしていることに心からの称賛を送りたいと思いました。温かい家庭に恵まれて充実した毎日を送っていることを此の目で見て、嬉しくて、泣きそうになりながら布団に入りました。この障害と付き合うようになってから、妙に涙もろくなりました。ヘンですね。

小倉トースト

翌朝、6時半起床で彼の案内で伊勢神宮へ。

人の家であることも構わず熟睡した俺は快適です。今回の旅で俺が旧友にお願いした伊勢神宮行き、それを叶えてくれるための早起きです。

その前に俺が今回名古屋でどうしても食べたかったもの、それが名古屋の人が普通に朝食で食べるという「小倉トースト」です。以前、名古屋出身のタレント 加藤晴彦がそのうまさをテレビで絶賛しているのを見て、東京ではトーストにあんこを塗るという感覚がないな、と思いながらも、「おいしいのだろうな」と、そこはかとなく憧れてました。

食べてみて、やはりおいしかったです。加藤晴彦の言う通り、トーストにバターを塗ってから、小倉を塗るとあの味になるのだと分りました。喫茶店文化と言う地区だけあって、休日の朝にもかかわらず混んでました。

これでまた一つ、名古屋名物をいただきました。残すは「天むす」と「海老フリャ~」です、笑。

神宮へ

途中、亀山のP.Aで一休みして、一路伊勢へ。

混んでいる時はいつもそうだと言いますが、今回も天気のいいシルバーウィークの5連休だけあって混んでて、車で神宮までは行けず、手前で車を預けてシャトルバスに乗り換えて神宮へ向かいました。

到着し、鳥居をくぐる前に一礼し、橋を渡ります。厳粛な気持ちになります。有名な五十鈴川の川辺に立ちました。メダカ(だと思う)が川縁近くまで泳いでいて、清流であることが分りました。

念願のお伊勢参り

内宮に参拝しました。53歳にして初のお伊勢参りです。自分の足で歩いて参拝できて本当に良かったです。

「撮影はここまで、ここから先は撮影禁止」という石段の下で写真を撮ってもらいました。混雑する石段を上がる時、よろけて旧友に助けられる場面もありましたが、どうにか昇り、社殿の前で柏手を打ち、手を合わせ、自己の安寧を祈念しました。

「パワースポット」と聞いていただけあって、何か漲るような気の力をもらったように感じました。 普段、無宗教、無信心な俺でも、厳かな気分になります。

おかげ横丁

参拝を終え、おかげ横丁で赤福もちをいただきました。本当に美味しいです。

時代劇のセットのような建物が並ぶ通りを散策します。すごい人出で混んでました。途中にあったコンビニが他の店舗と同じような外観にしてあるのに感銘を受けました。景観の条例だそうです。きちんと街並みが揃うって、大切なことですね。

伊勢を離れ、松阪まで送ってもらって、旧友から、こうきさんへとバトンタッチしました。

大感動の伊勢神宮参拝から、次は、やはり感動するに違いないと確信してきた北山村へ行きます。旧友とは松阪でバイバイしました。また、今度は東京に訪ねてほしいと言いました。

「久しぶりに俺の手料理で一献」と誘うと、

「是非に」と答えてくれました。今回の名古屋、伊勢では大きな力を与えてくれたので、東京でなにか返礼になることをしたいと思います。

14時、松阪駅を離れ、一路、北山村へ向かいます。