長崎~和・唐・蘭の情緒の中、ぶらぶら歩く
2017.8.29~31
港に停泊してある船 帆船であることが たたんである帆でわかる
風を受け 海のかなたへの憧れを実現した商人たち
そこにもたらされた異国情緒に触れたくて 長崎に来ました
1日目
旅立ち:羽田空港
羽田発9:55の Solaseed Air で空路,長崎へ向かいます。長崎着は11:40です。飛行機は早いです。「ゆっくり遊ぼうね」と、相方と決めていた、旅の始まりです。
トルコライス
飛行機は定刻通りに長崎空港に着き、そこからバスで、30分くらいで市内の中心部に着きます。今回宿泊するホテルは、新地町というところにあり、どこに行くにも便利な立地です。なんたって、中華街は隣ですから。バスを降りるとすぐ、ホテルに荷物を預けて、昼ごはんに「トルコライス」を食べに行きます。長崎で有名な「トルコライス」・・・今回訪れたのは、トルコライス発祥といわれる名店「ツル茶ん」です。コンソメ味のピラフの上にカツが乗っていて、カレーが掛かっている。昔ながらのケチャップ味のナポリタンと、サラダが一皿に盛られている。とても美味しかったです。店内の、時代がかった装飾も素敵です。
カステラの老舗・福砂屋
トルコライスを食べた「ツル茶ん」から、路面電車の通りを渡って、少し歩いたところに、カステラの老舗・福砂屋があります。長崎土産の大定番ですね。今回はここで会社や弟にカステラをお土産にして、送ってもらいました。親切な女店員さんが、宛名を書いてくれます。待ってる間にお茶を出してくれたのが、うれしい心遣いです。
出島
江戸時代、鎖国をしていた日本の唯一の海外に開かれた「窓」です。オランダ商館の建物がありました。
当時のヨーロッパや中国の、先鋭的な文化を持ち込んだ異国人の居留区であり、「進取の気概」を持った日本の若い志士が、外国に触れることができた「憧れの地区」だったことと思います。
長崎駅
こじんまりした終着駅です。九州新幹線の長崎開業を待ち望んでる様子が横断幕でわかります。とても暑い日で、汗をたくさんかいたので、駅に隣接する商業スペースのカフェでお茶しました。
長崎夕景
ホテルにチェックインして、少し休んでから、稲佐山の展望台に夜景を見に行きました。最初はロープウェイで行くものと思っていたのですが、ホテルの玄関前から、定刻に運航しているバスがあり、それで山頂まで行けるのです。すごーく便利です。道すがら、ガイドさんが、長崎グルメの名店を紹介してくれるのです。
灯り、橋、船、島影・・・それらが一体となって、泣けてくるほど、美しいです。人間って、感動する景色を見ると、涙がでるのですね。
思案橋
長崎の有名な繁華街です。歌謡曲にも、よく出てきますね。この先に遊郭があり、「行こうかどうしようか」思案したので、この名前になったそうです。「ぜひここで、お酒が飲みたいものだ」と思っていて、来ることができました。
長崎といえば、魚が美味しいことでも有名ですね。思案橋の路地裏の、魚料理の店に入りました。魚のすり身を焼いたものを「お魚ステーキ」というのですね。グチのすり身で作ってあるそうですが、絶品です。お造り盛り合わせにクエが入っていたのが、大感動です。
魚料理、どれも秀逸な美味しさだったのですが、「完全にヤラレた」と感じるほど、美味しかったのが、「アラカブの酒蒸し」です。身の締まった白身が蒸してあり、それをポン酢で食べるのです。「アラカブ」・・やはり長崎を代表する魚ですね。感動しました。