京都・・・新緑の清しさを満喫する旅
2016.5.13~15.
人々の日常がある民家・・・こうした家のつくりにも、ほかの土地では見られない情感があります
懐かしいわらべ歌などきこえてきそうな・・・
いつか、機会を作ってこんな民家に泊まってみたいものです
2日目
スポーツジムのインストラクターをしている智ちゃん、今日はどうしても夕方まで仕事があるということで、
京都に住むもう一人の友人である こうじさん にお付き合いいただいて、主に市街地を中心に観光しました。
金閣寺
遠い、かすかな記憶では、過去に拝観したことがあるのですが、本格的にじっくりと見るのは初めてです。その荘厳な美の様式は、やはり圧倒的な存在感です。拝観者、特に西洋からの人が感嘆していました。季節柄、あやめが咲いているのが絶妙なコントラストです。観光客で混んでいる中、こうじさんは、うまく人が立ち去ったスポットを確保してくれて、金閣をバックに写真を撮ってくれました。
その威容にしばし見とれた後、順路に沿って歩いていくと、滝が流れていて、築山の上には茶室がありました。
御室・仁和寺
こうじさんお勧めの仁和寺です。金閣寺から歩いてもいいのですが、バスを使いました。訪れて、まず「すごい」と思うのは、大きくて、細工が施してある門です。176cmの俺と比較してください。門の両側には仁王の立像があります。新緑が随所にあり、綺麗なのですが、ここは京都でも有数の桜の名所だそうです。
五重塔へ続く道にはもみじが青く茂ってました。春は桜、初夏は新緑、秋には紅葉が楽しめる寺なのですね。最寄り駅の「御室駅」もレトロな雰囲気を出していました。暑い気候ゆえ、寺の前でお茶を買い、水分補給しました。これから竜安寺に歩くための備えです。
竜安寺
石庭で有名な竜安寺です。仁和寺から15分くらい歩きました。暑いです。
入口を入り、進むと池があります。睡蓮が綺麗です。石庭のあるお堂に入ると、大きな屏風があります。なんて書いてあるのか、わかりませんが、迫力は伝わります。先ほどの金閣寺は遠い昔に来た記憶がかすかにあるのですが、この竜安寺は、人生初です。有名な石庭をこの目で見て、さらにはバックにして写真が取れて感無量です。石は禅問答のように何かを問いかける配置になっていると聞きます。一見意味のなさそうな事案に隠された意味を読み解く・・・日本文化の一つですね。
西陣
竜安寺見学を終え、バスで京都の中心部に向かいます。智ちゃんのアドバイスで昨日のうちにバスの一日乗車券を買っておいたので便利です。京都の伝統的な家屋が並ぶ風景を見たくて、西陣へ来ました。堀川通り(?)の西側一帯を指す地名だそうで、その名の由来は古く応仁の乱に遡るそうです。織物の町で、「京の着だおれ」を支えてるエリアです。織元さんが続く街並みで写真を撮ってもらいました。
錦市場
言わずと知れた京都の台所です。漬物、京野菜、魚、お茶、京菓子、何でもそろいます。食べ物以外にも、履物や和装小物の店もあります。聞くところによると錦市場では、魚を一尾、注文すると、さばいて塩焼きにして自宅へ届けてくれるそうです。なんと、行き届いた商売ですね。俺はべったら漬か千枚漬けがほしいと思いましたが、暑い中、この先も野外にいることを考えて、明日帰る前に寄れたら、にします。
西京焼・一の傳
いきなり余談ですが、左の画像を見てください。この段階でもうかなり日焼けしています。今回の旅行がすごく好天だったことが伝わると思います。そして、ここ、今回の京都の旅でどうしても寄りたかった西京焼の老舗「一の傳」さんです。京都の西京焼、本当においしいですね。今回はここで弟をはじめ、東京で懇意にしている友達にお土産を買い、送ってもらいました。もちろん自分にも買いました。販売だけじゃなく、二階で西京焼のコース料理もいただけるということなので、こうじさんとここでお昼ご飯にするつもりでおりました。しか~し、たいへんな人気店ゆえ、予約でいっぱいで、今日はお席が用意できないと、丁重に断られてしまいました。予約をしておかなかった自分を悔やみます。仕方なく、近くでステーキ丼をいただきました。が、これがとてもおいしかったです。お冷を何回も注いでもらい、水分補給しました。
伏見稲荷大社
腹ごしらえもできたところで、河原町の繁華街を歩き、電車に乗り、京都の南エリアにある伏見稲荷大社へ。案内してくれているこうじさんが、どうしても見ておいてほしいと、連れていってくれました。まるで正月の初詣のように混んでます。
坂道に幾重にも朱塗りの鳥居が続く・・・有名な千本鳥居です。写真では見たことがありますが、実際に目にし、くぐりながら坂道を上がってゆきました。重なり続く鳥居の中は、光も遮られ、一種の異空間のようです。良いご利益にあずかれる気がします。上り切った頂上にはうどんなどがいただける「お休み処」があり、そこは俳優の西村和彦さんのご実家だそうです。
木屋町
昨日に続き、今日も本当によく歩いた一日でした。伏見稲荷大社の参拝を終え、京都のど真ん中に戻り、新京極をぶらぶらして、有名な繁華街・木屋町に着いた頃は、日もほどよくかげり、橋の上に立つと、川風が心地良いです。暑い中歩いたため、ノドもカラカラです。昨晩、先斗町で炭火焼を食べたことをこうじさんに言うと「なら今日は木屋町がいいね」ということになり、海鮮系の料理屋で酒を飲みました。酒杯を重ねながら、お互いの苦労や今仕事していることなどを話します。じっくり話し込んで時間が経つのを忘れるほどでした。楽しい酒でした。転ぶこともなく北山の智ちゃんの部屋に帰りました。着いたら22:30でした。今日、回ったところを聞かれるままに答えて、疲れて寝てしまいました。