京都・・・新緑の清しさを満喫する旅
2016.5.13~15.
京都・・・何度来ても、新鮮な感動を与えてくれる街
にぎやかさの中に、不思議な静寂が漂い、いにしえ人が命の営みを吹き返してくるような感覚になる
それはちょうど、木々の枝葉が落ちても、新緑となって息吹を再開するような・・・
今回は大阪や神戸には寄らず、京都だけを味わいました
1日目
京都駅~旅の始まり
暖かいというより、暑いくらいの晴天に恵まれた京都旅行・・・今回の旅は、もう10年くらい行き来している京都在住の「智ちゃん」という友人に葵祭見物に誘われたことが発端です。金曜日が休みな彼、予定を合わせて俺も有休を取り、会社を休んで金曜日から旅を始めることにしました。新幹線は 10:38 に京都に着き、指定された八条口を出ると、智ちゃんが車で迎えに来てくれていました。今年の2月に東京でうちに泊まった時以来の再会です。
三千院
「金曜日なら、休みだから、車で遠出できるよ」という智ちゃんの申し出に甘え、何回も来ている京都でも、市街地から距離があるために今まで訪れたことがなかった大原に案内してもらいました。念願の三千院です。山里の中、新緑が眩しい庭園が見事です。真ん中の写真のお地蔵さま、わかりますか? ちょこんとたたずむ姿がかわいいですね。
絵葉書や写真で有名なお堂です。新緑の中できれいです。紅葉や雪景色もいいでしょうね
宝泉院
拝観料プラス200円で抹茶と和菓子がついていました。いただきながら、しばし庭園の造形に見とれてました。この庭、額縁庭園として有名だそうです。
人里離れた静かな寺院のこんな風情の室内、どうですか? 凝った心がほぐされる気になります。
勝林寺
京都の中心部にある、全国的に知られた寺と違い、参詣者もまばらです。このお寺を知っているのは、やはり地元の智ちゃんだからだと感心します。飾りのないシンプルな本堂のたたずまい。稠密な細工の伽藍が見事です。
実光院
この寺も知りませんでした。静かな中、趣のある畳敷がいいです。床の間にある掛け軸の字、なんと読むのでしょうか?
寂光院
京都の市街地から遠いため、訪れる人も少ないそうです。平氏の娘として、政略結婚で高倉天皇の后となり、安徳天皇を産んだ 建礼門院が、遠い壇ノ浦で海の藻屑となったわが子の菩提を供養した寺として、その逸話は有名ですね。この寂しい地で、建礼門院は何を考えて暮らしたのでしょうか。平家物語の世界です。
鞍馬
麓からロープウェイで山頂の寺院まで行けるはずだったのですが、なんと、ロープウェイが5月20日まで休止だったのです。険しい山道を、必死で登りました。普段スポーツジムで運動しているより、ハードな運動量だったと思います。でも山頂に着いた時の達成感は爽快でした。「俺はまだやれる」そんな気持ちになりました。頂上の寺院の前にある「パワースポット」で写真を撮りました。
冷やしきつねうどん
鞍馬山を降り、麓に戻ったのは16時頃でした。夜に、京都の繁華街に繰り出そうということになっていますが、それでもお腹が空いたので、かるめの食事をすることになり、古民家風のお店でうどんを食べました。京都は本当に良く油揚げを使いますね。甘辛く炊いてある油揚げと、そのまま細切りにしてあるものがあるんですね。冷たいうどんに炊いたおあげさんがのっている「冷やしきつねうどん」です。暑いくらいの気温なので、冷たくて美味しかったです。
先斗町
北山の智ちゃんの部屋に着いたのは、17:30くらいでした。缶ビールを飲みながら、くつろぎます。19時出発で、飲みに行こうとなり、案内してくれのが、いかにも京都らしい風情が漂う先斗町です。狭い路地に嗜好を凝らした店がたくさん、寄り添うように連なるのは、何ともいい旅情をかき立てます。
5月ともなると、もう暑い京都、納涼床が始まってました。鴨川の上にせり出す形で席を設え、川風にそよぎながら酒や料理を味わえるのです。テレビで見て、知っていましたが、今回初めて体験できて大感激です。川風が心地よい中、炭火焼きの賀茂ナス、地鶏など、頂きながらビールを飲みました。最高に感動するロケーションで酒を飲めて幸せです。ホロッと酔って智ちゃんの部屋に帰り、程よい疲れもあって、すぐに寝ました。