川越・・・小江戸の風情を楽しむ散策

2016.4.10

近くてアクセス便利・・うちから上石神井までバスで行き、そこから西武新宿線で行きました。

独特の風情があり、小江戸と言われる町を散策してきました。天気も良く暖かい、最高の「お出かけ日和」でした。

蔵里(くらり)

川越の産業観光館です。明治蔵、大正蔵、昭和蔵など、各時代の古民家風の蔵造りの建物に入り、往時に思いをはせることができます。野菜や惣菜を扱う蔵や和食レストランも併設されてます。レストランの和食コースのメニューが美味しそうだったのですが、今回は川越の名物の1つである蕎麦を食べることにしていたので、レストランはスルーしました。

喜多院

天台宗の寺院だけあって、カラフルな色使いの幕が目を引きます。3代将軍家光の乳母として知られる春日局が使用していた「書院」と呼ばれる春日局化粧の間などが移築されたそうです(どの回廊がそうなのか、分かりませんでしたが)。山門から裏手に抜ける道には「泥棒橋」なんて変わった名前の橋もありました。境内には露店が出ていて、かすかに散り惑っている桜の下で宴会をしている人もいました。

蔵の町

蔵造りの商店が並ぶ景観地区、いいですね。来月お邪魔する京都とも違う風情です。明治、大正、昭和の庶民的な商店の趣きです。横溝正史のミステリー小説に出てくるようなただ住まいです。レトロというか、そうした時代に生きた人々の暮らし向きが想像できて楽しいです。

扱ってる商品も、着物の生地、ハイカラな洋菓子、江戸情緒のある七味唐辛子、木でできたおもちゃ、江戸縮緬などです。着物を着て日本文化を堪能している金髪の女性もいました。人力車の前で相方が写真を撮ってくれました。

蕎麦を楽しむ

蕎麦・・・川越の名物の一つで、景観地区には有名な蕎麦屋がありますね。今回、噂を聞いて入ってみたかったのが「札の辻」にある「蕎花」という店です。見晴らしのいい二階席は満席でしたが、一階のカウンターは丁度2名分空いていて、待たずに座れたのは超ラッキーでした。お得なコースを揃って注文しました。鴨のロースト、玉子焼き、野菜のてんぷらがついて、どれも絶妙に美味しいです。蕎麦は白い更級系で歯ごたえも喉越しもよかったです。



蕎麦屋で腹ごしらえして、菓子屋横丁に向かうところで、用水路に鯉が泳いでいる風景を見ました。外国人旅行者が歓声を上げ、写真を撮っていました。

菓子屋横丁

有名なジャパニーズ・スウィーツ・ストリートです。扱ってる菓子は金平糖、飴、ふがし、煎餅などです。そして川越名物のサツマイモの菓子もたくさんあります。買い物客でごった返していました。ふらつきそうになるのを相方が手を取って支えてくれました。優しい若者です。「かるめ焼き」とサツマイモのクリームクッキーを買いました。煎餅を焼きながら売る「実演販売」をしていて、人が集まってました。焼き立ての煎餅に海苔をつけて食べるのは本当に美味しそうです。

時の鐘

そんなに離れていない距離に住んでいながら、実物をこの目で見たのは初めてです。江戸の火の見櫓というところでしょうか・・下から見上げると、そびえる感じがします。2月に行った札幌の時計台と同じで、時間を刻む塔という趣です。

団子を焼くにおいにつられて・・・

蔵の町の通りに戻り、歩いていると、なんともいいにおいがします。どうしても食べたくなるにおいです。それは店頭で団子を焼くにおい・・・「お茶でもしようか?」とカフェを探していたので、このにおいにつられて入りました。焼き団子とセットになってるメニューが数種類あります。相方は団子とコーヒーのセット、俺は団子とみつまめのセットを注文しました。醤油を塗って焼いた団子、美味しかったです。どんなディスプレイの看板を出すより、店頭で団子を焼くにおいがこの店の一番の集客力です。



日が陰らないうちに帰って来て、菓子屋横丁で買った「かるめ焼き」と「さつまいもクリームサンド」でお茶しました。よく食べた一日です。