東京・光のシーズン
2018.12.23
このHPを熱心に見てくださっている人からメールをいただきました
東京在住の貴方がどこかへ旅するの とても楽しく見ています
ただ、地方に暮らす身としては 東京も紹介してほしいです
ならば ということで
光で潤う時期の東京を 歩いてみました
東京の ほんの一面ですが 垣間見てくださいませ
TOKYO MIDTOWN HIBIYA
有楽町駅の中央西口で相棒の小鹿と11:30に待ち合わせしていました。東京とは言え、長い時間を歩き回るので、気心が知れた小鹿が一緒の方が心強いです。映画を見て食事して、という予定を打ち合わせしておりました。クリスマスというのに女っけがない二人の「癒し合い」です・笑
駅を出て、少し歩くと見えてきます。ミッドタウン・日比谷です。時節柄、電飾の飾り付けが綺麗です。
近未来的な複合商業施設ですね。たまにはこうした「最先端の商業スペース」を歩かないと、時代の風潮において行かれてしまいますね。そうした点で、今回の散策のはじまりにこうしたスペースに来られたのは、収穫でした。「時代のトレンド」に少しは触れられた気がします。
飾り付けが暖かく、華やかですね。冬という季節は誰かと寄り添いたくなります。まして平成最後の天皇誕生日、ゆく時代を思うと、なおのこと、人恋しくなるのではないでしょうか。
上の階へと進んでいくと、日比谷公園が見えます。綺麗ですね。砂漠といわれる東京のオアシスのようです。
ディズニー映画を見る
ミッドタウンの4Fが「東宝シネマ」という映画館になっていて、そこで、ディズニーの「シュガー・ラッシュ」という映画を見ました。人気のある上映だそうですが、小鹿が事前に予約しておいたので、ソツなく入れました。
ヴァネロペという少女と、悪役が多かったラルフという大男の友情が軸となって話は展開します。住み慣れたゲームの世界を出され、戻るために必要な「ゲーム機のハンドル」を得るために、未知のインターネット空間を旅するストーリーなんです。二人の乗ったカートが、パソコンの接続口から、LANケーブルに入って、ネット空間に送り込まれる描写は、不思議な気がしました。スペクタクルあり、かつ、人間として大切にしなければならない説諭もありで、考えさせられる点も大いにありました。また映像の迫力があり、「ディズニーって、こんな映像も造るんだ」って感動して、最後まで釘付けで見ました。誘われなければ自分から映画に行かない俺、小鹿の実にタイムリーなチョイスです。
画像左は、映画といえばお決まりの、ホットドッグとコーラです。画像右は、東宝ということでゴジラと写真を撮ってもらいました。
銀座
やはり、センスのいい、大人の街ですね。俺や相棒には程遠い大人の世界です。街自体、洗練された品格が漂います。いつの世にも時代をリードし続けた「大人のオシャレさ」を、通り沿いの店のウィンドをのぞくとき、感じます。
不二家の看板、変わらないですね。いいですね。前日、不二家の「ホームパイ」を食べて、何とも言えない郷愁を覚えたので、看板を見て、その感覚が反芻されます。心穏やかにそぞろ歩く人々が多くいました。これから満ち足りたパーティーでもするのでしょうか・・・
GINZA SIX
以前、一人で歩行訓練している時に、銀座を歩いてここを目指したのですが、場所がよくわからなくて寄らないで帰って来てしまいました。今回はきちんとたどり着けました。グレードの高いデパートといった感じですね。オフィスエリアとして、会社が入る階もあるようです。どんな人が、この建物の中ではたらくのでしょうか・・・商業スペースは、眩いほど、きらびやかです。
老舗洋菓子店・銀座ウエスト
葉っぱの形をした「リーフパイ」で有名な「洋菓子のウエスト」です。パイだけじゃなく、ケーキやサンドウィッチも凝ってます。クリスマスケーキを買い求める人と、店内でケーキを食したい人で行列ができていました。さすが人気店です。並んで入りました。喫茶店文化、というか、喫茶店が華やいだ社交空間だった頃の雰囲気を強く残していて、俺的には、何度か訪れている好きな店です。親に連れられて、一張羅を着た子供が、ワクワクしながらお出かけして、ケーキを出された時、感動する・・・そんな経験が誰にでもあると思います。喫茶店や洋菓子が「高嶺の花」だった時代・・・その頃の有り様を今も守っています。凛と張られたテーブルクロス、控えめな卓上花。そして、ホールスタッフとは言わずに、敢えて「ウエイトレス」という表現がしっくりくる女性スタッフの、行き届いた接客・・・最高です。俺はミルフィーユ、相方はチーズケーキをいただきました。雰囲気といい、ケーキの美味しさといい、大満足です。
日没直後の有楽町駅前
ウエストでくつろいでから、有楽町駅に戻ってきました。日が短い時期ゆえ、もう暗いです。でもそんな中、眩いばかりの緑の電飾が本当に綺麗です。丁度新幹線と一緒に撮ることができました。コラボレーションです。
東京駅 レンガ駅舎
東京駅の丸の内側の、あまりにも有名な駅舎です。日本を代表する駅の風格を備えています。「時代がかった良さ」を感じます。ライトアップされたその威容に、見物人、とりわけ外国人が、歓声を挙げていました。中がホテルになっています。お金が溜まったら、旅に出かける前夜、このホテルに泊まって、翌日旅立つ、なんて、してみたいです。
丸の内イルミネーション 2018
数えきれないほどの灯りがともり、本当に綺麗です。働く会社のすぐ近くで、こんな素敵な「光のファンタジア」が催されているとは、都心も捨てたものじゃないと感激します。
春に桜が一斉に咲き誇るように、おびただしい数の白い灯りが一斉に咲き誇ります。東京は殺伐としたイメージを持たれがちですが、こんなに癒される、暖かい都市なのですね。包んでくれるような「満開の光」にいつまでも見とれておりました。
中島みゆきは「人は昔々、鳥だったのかもしれない」と言っておりますが、人は昔々、「虫だった」のではないでしょうか・・・
こんなにも こんなにも灯りが恋しい
秋田料理
クリスマスと言えばケーキと鶏肉ですよね。ケーキは銀座で食べてきたので、イルミネーション見物の後は、鳥料理がいいと思い、何日か前に検索して、秋田比内地鶏の店を見つけました。女性とデートならムードがないと叱られそうですが、男同士なので、きりたんぽ鍋でほっこり温まるのがいいと思い、予約しました。比内地鶏の串焼きときりたんぽ鍋をビールと日本酒でいただきました。日比谷、銀座、有楽町、丸の内と、よく歩いたので、酒が沁み渡ります。結局、酒に落ち着く俺です。でも、よく歩いて、いいリハビリになりましたし、鳥料理でスタミナをチャージできました。近年稀な、良いクリスマスイベントでした。
きららさん、こんな東京案内で、どうかな? 笑